退職・辞め方

仕事を辞める最適な時期・タイミングと伝え方の手順早わかり

仕事を辞める最適な時期・タイミングと伝え方の手順早わかり

職場を退職する際に悩みの種となるのは、いつ辞意を伝えればいいのか、どのように話せばいいのか手順がわからないという事柄。今回は、仕事を辞める時期やタイミング、伝え方の手順についてご紹介します。

退職時期は年末・賞与支給後がおすすめ

仕事を辞めようと漠然と考えていても、「いつ辞めればいいのか?」という点については悩むと思います。

実際に会社を辞める時期としては「月の締日」「年末(12月末日)」「繁忙期終了後」であれば、会社に迷惑がかかる度合いが少ないと言えます。

会社の締めタイミングであれば給与や社会保険料などの計算もしやすく、キリが良いものですし、年末の退職であれば、それまでに年末調整も会社が行ってくれるので、自分で煩雑な確定申告を行う必要がなくなります。そして、繁忙期が終わった後が、職場も一段落していて比較的スムーズに退職しやすいでしょう。

逆に、年末は忙しい企業が多いので、そういったところでは12月の途中、というのは良くないタイミングです。

また、締めのタイミング以外の要素として考慮したいのは「有休消化後」「賞与・ボーナス支給後」の時期です。有給は法律に基づいて発生するものなので、遠慮せずに取得して次の会社で働く準備期間に充てるのが良いでしょう。

賞与の支給というのは「過去の仕事の成果に対して支払われるもの」なので、変に後ろめたく感じる必要はありません。会社に感謝していただいておくことをおすすめします。

タイミングは上司の忙しくないときに

会社と良好な関係を保って退職するためには、上司に伝えるタイミングが重要です。退職の1~3か月前には伝えるようにしましょう。※就業規則に「退職する場合は〇ヵ月前までにその旨を報告する」などの決まりがあれば、会社のルール・取り決めに従いましょう。

いつ伝えられるとしても、言われる側にすれば急な話であることは間違いありませんから、タイミングを見計らって上司に伝えることをおすすめします。最適なタイミングは「上司が忙しくない状況のとき」です。

上司が忙しそうでなけれれば「ちょっとお話しがあるのですが、今よろしいでしょうか?」と話しかけてすぐ時間をとってもらうというのも一つの方法です。

席を外していることが多い上司や忙しい状況が続いている場合、事前に時間を取ってもらう約束をするのもおすすめです。

上司のスケジュールを事前に確認したうえで、「〇日の〇時から、ちょっとお話(ご相談したいこと)があるのですが、お時間取っていただけますでしょうか?」と事前に約束しておきましょう。時間帯としては、18時(定時)以降がおすすめです。その話のためだけに帰宅を待たせることがないよう、定時直後くらいが良いでしょう。もしくは、昼休み前後で時間が空いていればそのタイミングでも良いでしょう。

上司が忙しそうにしているときに、いきなり言うのはおすすめできません。退職は重要な話なので、何かのついでに話をしたり聞くものではないですし、時間をしっかり確保して伝えることが望ましいと言えます。

不在が多い上司で会話がなかなかできない場合は、メールででも構わないので時間を取ってもらう約束を取り付けましょう。

伝え方は「丁寧・誠実な姿勢」で

まず、伝える際のポイントは、原則として一方的に、いついつに辞めます、という伝え方をしないことが大切です。

「大変申し上げにくいのですが、実は退職を考えてまして、引継ぎを行い、〇月末日をもって退職させていただきたいのですが…」というような謙虚で丁寧な姿勢をとって、誠実な態度で伝えることがポイントです。これまでお世話になった会社、上司などへの感謝の気持ちも併せて伝えましょう。

このとき「〇月〇日で辞めることにしました。有給は〇日から取得します」「誰からどう言われても退職します」というような一方的な言い方や断言する言い方、「職場の〇〇さんとの相性が悪く続けていけないので辞めます」「会社の見通しが暗いと感じているので辞めます」というような職場の不満や不安を述べるのはNGです。

なお、ブラック企業に勤務しており心身の健康が害されているような緊急の場合には、円満退社よりも健康を優先し、書面の提出で効力が発生する「退職届」を出して一方的な通達をすることがやむを得ない場合もあります。

退職までの4つの手順まとめ

実際に退職するまでには様々な決めるべきことがありますが、ここでは基本的な手順、決定事項を解説します。

  • STEP1…退職時期を決める。
  • STEP2…上司に報告・相談する
  • STEP3…退職願・退職届を提出する
  • STEP4…引き継ぎを終え退職日を迎える

これまで説明したように、まず自分が退職する(したい)時期を見定め、決めます。

時期を決めたら上司に退職することを報告し、退職日の相談、確定まで進めていきましょう。そして会社(上司)に退職願・退職届を提出し、受理してもらいます。受理された後は引継ぎを行い、退職日を迎えるのを待つこととなります。

退職後に仕事を探すなら春・秋が狙い目

次の会社が決まっていない、辞めてから転職活動をする、という方については、企業が求人募集を多く出す時期の3月・4月または9月・10月に転職活動ができるように調整して退職することをおすすめします。

募集が多いことがで、自分が応募したいと思う求人に出会える確率が高まりますし、企業も積極的に採用活動を積極的に行っている時期なので、うまく話が進みやすいケースも多いです。

なお、転職活動や当面の生活資金として退職金を想定している人もいるかもしれません。会社に退職金の規定がある場合、退職金の支給額が高くなるタイミングで退職するほうが良いでしょう。在籍年数によるところが大きいので、会社の賃金規定、退職金に関する規定をよく確認しておきましょう。

引き継ぎを終えて有給消化に入る

退職願・退職届については、すでに退職したいことを伝えている状態なので、基本的に提出を急がされることはありませんが、期限も確認しておきましょう。また、会社にフォーマットがある場合も多いので、指定のものがあればそれを使って提出しましょう。

引継ぎに関しては上司からの指示があるのが一般的ですが、未完了のものがあると有休消化中や退職後にも電話やメールで質問が来たりと、対応に追われることになりかねません

以上が仕事を辞めるにあたっての最適な時期、タイミング、伝え方のポイント、手順です。

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